なぞなぞ

2010年11月29日 TCG全般

地方の草の根にプロツアーやグランプリが圧倒的に負けているものはなーんだ？(挨拶

PTQは3-1-2ドロップでした、レアらしいレアは《活線の鞭/Livewire Lash(SOM)》と《アージェンタムの鎧/Argentum Armor(SOM)》しかなく、《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》が4枚見えたときにはある意味笑いが止まらなかったｗ
トスしてくれたつっちーにはこころもち申し訳ないことをした・・・
シールドは経験不足だなぁ。

さて、挨拶の答えですがそれは「参加者に対するジャッジの数」です。
はるる氏がDQになったのは周知の事実ですが、個人的に非常に残念だったこと、そしてこれは人事では済ませられないなぁとヒシヒシと感じました。
自分も長考長考とニコニコ動画ですら延々と騙られてる訳ですが、本当にマジックの展開を考えたら、長考するのは当たり前なんですよな。将棋や囲碁と違って見えないところまで考えないといけないんだから。

話を元に戻してジャッジ数、例えば他競技として将棋を例として上げると、NHK杯みたいなプロなら誰でも出れるような大会でも参加者2人に対しジャッジに値する立会人の記録員が2人付いている。
相撲であれば2人に対して4人、野球であれば盤面の10人に対して6人、テニスだと2人に対して2人、サッカーは少し手抜きで22人に対して4人とそれでも参加者の1/10以上の審判は付いている。

なぜなら1/10の審判じゃちゃんと状況を把握した上でジャッジが出来ないからって言うのがあると自分は思う。さてマジックに話を戻すと草の根であれば20人足らずの大会に2人ほどジャッジが付いている。対してグランプリやプロツアーは1000人に対して30人程度のジャッジで判断を下すことになる。

一つだけ言って置きたいのは俺は別にジャッジの判断力やスキルがどうこう言うわけではない、1000人の大会を纏めるジャッジはすげーと思うし尊敬もする。でもその判断は明確な情報の元に行われているかと言うと、それは満を持してYesと言ってもらえるのだろうか？基本的にジャッジは見回りしかしない、盤面を把握しているジャッジなんて極僅かっつーか5つ以上の卓の盤面を把握してたらスーパーマンですな。

その見えない状況で下されたジャッジってのは、例えば状況証拠を対戦相手と完全に一致して述べられた場合は良しとしても、二人が述べた状況証拠が食い違った場合、どうジャッジが判断するだろうか？この場合やはり「正しいジャッジ」ではなく、「何となく正しそうなジャッジ」を齎すしかないのが現状では無いのだろうか。
因みに上のような状況で更に「GPレベルの大会」で、「複数居るギャラリー」から「一致した見解」が提供された上で、その「見解を完全にひっくり返した裁定」が「ヘッドジャッジ」から出たのを自分は知っている、だからこそ「正しいジャッジ」とは何なのかと首を傾げたくなるのだ。

今回DQになったはるる氏がMTGは今後も続いていく～というような話をしていたのは記憶に新しい。自分も今後MTGは数十年程度は続くんじゃないかと思っている。
しかしプロツアーや世界選手権と言う最高峰レベルの大会で曖昧なジャッジが行われているうちは、「一般的でフェアなゲーム」にはならないんじゃないかなと危惧している。
(加えて言うがジャッジの能力は凄いと思っている、足りないのは人数なんだよね)
一般的に人気のあるゲームと言うのは絶対的な監視者が居て、尚且つ絶対的な裁定を下すと。
もしそれが事実に反していた場合、プロ野球の場合だと一定期間1軍から2軍に降格されたり(もちろんジャッジの話だよ)、罰金を払う羽目になる。そのくらいの精度がジャッジには求められる、だからこそジャッジと言うのは胸を張って裁定をするし、ゲーム内での絶対者でもある。正確なジャッジは重要だね、うん。

スロープレイっつーのは特にタイトな問題で、それこそウィザーズがGP以上の大会では、机の上に将棋のタイマーでも設置してくれないかなぁと思っている。
スタックなどの問題はあるかもしれないが、相手が少しでも長考し始めた時点でタイマーをぽちと押すだけでいい訳だしね。
将棋何かに言える様に偉大なタイトル戦なんかになればなるほど所要時間は増えていく、MTGも競技レベルで罰のレベルが云々といい始めたのであれば1ゲーム辺りの時間を30分でもいいから増やすとかすればいいんじゃないかなと今回思った。(長野杯の決勝~~ですら~~ 時間無制限なんだぜ！)
多少の時間拘束は増えるしゲームのテンポは悪くなるかもしれない、でもMTGはそのくらい時間を掛ける必要があるくらい知的なゲームだと思うよ、俺はね。