交流戦までは中日と1,2位争い、その後交流戦入ってすぐに10連敗して一気に3,4位争いに。
そして怪我人続出で一時は広島にCS出場絶望までに追い詰められ、最後は調子を上げ広島に大きくゲーム差を離した3位。
というのがここまでの纏め。

取り合えず年末(!)に行った順位予想を元に答え合わせから。

順位予想
http://praetorianguard.diarynote.jp/201112270305367328/
>1位 巨人
>2位 ヤクルト
>3位 中日
>4位 阪神
>5位 広島
>6位 横浜
・・・
ヤクルトと中日、広島と阪神の順位が逆でした。
【巨人】
予想通りの強さでしたね、懸念だった1番坂本も早い段階で3番にシフトし、足りなかった中継ぎ左腕は新人の高木涼が素晴らしい活躍。
弱点はシーズン中に補えたのでほぼ磐石といえたのではないでしょうか。
【中日】
高木監督の腕は想定通り落合より2枚、3枚と落ちたものでしたが、投手は山内、田島、ソーサ、岩田、野手は大島と言う新しい選手の台頭が想定外でした。
せめて山内と岩田の勝ち星が半分ならヤクルトと順位は入れ替わっていたでしょう。
【ヤクルト】
後述、相変わらず怪我人ばかりでした。
【広島】
野村、今村、堂林、菊池、安部などの若手の大躍進とミコライオ、エルドレッド、そして途中離脱しましたがニックと言う辺り外国人3人のお陰で4位に。
それでも4位・・・確かに栗原、梵の怪我は確かに大きかったですが。
【阪神】
打者が軒並み年齢、統一球による劣化に伴い打てない走れない守れないの三拍子そろったチームとなってしまいました。
投手陣は粘っていましたが、それに打線が付いてきませんでしたね。
今の阪神はマスコミ、チーム、ファンも含めてバラバラな感がひしひしと伝わって来ますね。
【横浜】
育成と勝利、両方に対するアプローチは本当に難しい。
育成に専念してるかといえば投手、野手共に他球団から移籍してきたベテランが鎮座する。
Bクラスを脱出するにはまだまだ早かったようだ。
・・・

ヤクルト寸評
http://praetorianguard.diarynote.jp/201112301503483953/

《先発投手陣総括》
~寸評~
>石川、館山、由規、村中の4本柱の内、館山、由規が開幕に間に合わない可能性がある。
残り4枠中2枠を増渕、赤川が確定として後2枠を、七條、山本斉、新外国人で埋める事になるか。
ひみつ成績予想→今シーズン実績
石川 12勝8敗→7勝11敗
館山 14勝5敗→12勝8敗
由規 11勝7敗→登板なし
村中 10勝8敗→10勝8敗
増渕 9勝9敗→2勝6敗8H
赤川 7勝10敗→8勝9敗
ロマン(記事時点で情報なし)→9勝11敗
・・・
まず由規が1年間に合わないと言うのは予想外でした。
代わりにロマンがローテを1年守りましたが、イニングイーターとしては申し分が無いですが、ローテの核としては少し物足りない。ロマンは援護が多少少なかったのもあるので、来年は2桁を目指して行きたい所。
石川、増渕はシーズン通していま一つ。増渕に関しては今五つくらいですかね。
石川は統一球になって全体的にコントロールが甘くなりましたね、来年までに対応できるかどうか。
増渕もキャンプは中継ぎ調整→由規シーズン絶望で先発に→中継ぎ降格後の起用が無茶苦茶、と少し気の毒な部分はありますが、それを差し引いても酷い1年でした。
二人とも来季に向けてやるべき事と言うのは今季ではっきりしたのではないでしょうか。
館山は故障上がりなので今季は投げ通しただけでも御の字、赤川もシーズン通して投げたという経験は大きいです。後半もっと崩れるかと思いましたが来期以降が楽しみですね。
村中は11失点の試合などもありましたが、2軍に一度落ちた後は非常に安定していました。元々ムラのあるタイプな上に140球以上投げさせるよな無茶な起用もあったので、2桁勝てたのは結果良かったといえます。
後半戦復活した中澤、七條、八木はまだ絶対的な信頼を得る状態ではなく、キャンプで先発の1角に食い込む様なアピールをして貰えると、来年の台所事情が非常に楽になります。
特に八木はヤクルトには珍しい縦に割れるカーブピッチャーで、ヤクルトの高卒投手の起用に多い敗戦処理からローテに食い込む通称「赤川ルート」に乗れると今後出番が増えていくのではないでしょうか?
・・・

《リリーフ投手陣総括》
~寸評~
>中継ぎ陣は特に強化されていないが元々それなりに充実している為、怪我や病気のケアが重要となる。ただしバーネットは今年がキャリアハイ、イムはここから劣化していく事は計算しておくべき。
>4連続50試合以上登板している松岡、押本には本当に頭が下がる。若手の久古、日高、山本哲、平井が如何にバックアップしていけるか。
>今年接戦で投げていた松井光を敗戦処理に押しやる位の層の分厚さを期待したい。
・・・
去年の中継ぎの核である松岡、久古、そして抑えの切り札イムが故障で殆ど投げられないという最悪の(ただし予想された)自体の中、中継ぎには若手が台頭してきました。特に前半戦の日高、後半戦の山本哲の活躍は目覚しいものがありました。勝ちパターンはここに押本、セットアッパーから抑え転向したバーネットで固定されていきます。
正田、阿部、松井光もビハインドがメインでしたが非常にいい仕事をしてくれました。特に正田は状況によっては勝ち試合に投げる事も多々ありました。
各選手健闘したとは言えやはり駒が足りないのは明確で、勝ち試合から接戦の負け試合まで殆どの試合に日高、山本哲、押本、バーネットが投げる事になったため、来年の補強ポイントはまずここからでしょう。
・・・

《野手陣総括》
~寸評~
>投手陣に比べ貧弱なのが野手陣、外野は青木が居ない中、レギュラー確定が0と言う状況からのスタートとなる。恐らく開幕はセンター上田、レフトミレッジで、ライトをオープン戦で決める形になるだろう。
>福地、飯原、バレンティンの復調、そして雄平、松井淳の台頭が肝となる。特に雄平は今年のキーマンとして大きく期待している(イースタン首位打者.330)。
>内野は全ポジションが埋まっているが(畠山、田中浩、川端、宮本)、シーズン途中で宮本は引導を渡す事を既に示唆。山田、森岡、荒木で開いたポジションをどう埋めるかがポイントになる。
>去年開花した畠山、川端にはより一掃の成長を期待する。

ひみつ成績予想→今シーズン実績
上田 .270 0HR 30盗塁→.253 0HR 8盗塁
田中 .270 0HR 30犠打→.278 2HR 39犠打
川端 .300 5HR 60RBI→.296 4HR 49RBI
畠山 .280 20HR 80RBI→.265 12HR 55RBI
ミレッジ .270 20HR 70RBI→.300 21HR 65RBI
宮本 .280 0HR→.264 3HR
雄平 .260 5HR→.289 0HR
飯原 .270 5HR→.161 1HR
相川 .250→.249

予想枠外
バレンティン .272 31HR 80打点
松井淳 .287 5HR 15打点
福地 .251 11盗塁
森岡 .250 1HR 18打点
中村 .252 1HR 15打点
比屋根 .273 11盗塁

・・・
上田、畠山は怪我で出場試合が少ないのは残念でした。特に畠山はシーズン序盤の眼底骨折が最後まで尾を引いています。
他は大体予想通りか?飯原?期待した俺がアホでした。
ミレッジは予想以上の高スペック選手、統一球も何のそのでアベレージタイプの助っ人では最高系かも知れません。
川端は帳尻気味に成績を上げてきたのでシーズン通してこの調子を維持して欲しかったですね。川端と遊撃のレギュラー枠を争った森岡は主に守備で大きく貢献しました。
ただ打撃面ではまだまだ課題が多いですが、川端と共に来期の宮本の後釜探しの主軸になるのではないでしょうか。
バレンティンのパワーは相変わらず規格外で、今シーズンはコンパクトな打撃も伴い去年よりかなり安定した成績となりました。自分は今年はダメなんじゃないかと思っていたのですが、見事な復活でした。後は怪我さえなければ・・・
雄平は上田、バレンティンが起用されていたため出てくるのが遅かったですが打撃センスは予想していた通り抜群、ただもうちょっと選球眼は磨いて欲しい所。
比屋根もレギュラーでの出番は少なかったものの予想外の打力を見せ、来期は外野手レギュラー争いに加わりそう。
更には松井淳の登場は衝撃的でした。これまた怪我で出場試合数は少ないものの藤川から打ったHRを含め150打席で5HR、これは畠山よりHR率は高い計算となり、強烈な長打力を見せ付けました。
問題は守備位置で、一塁、外野は共に激戦区。一塁は畠山がおそらく固定の為、来期の外野手争いはかなり熾烈になるのではないでしょうか。
・・・

《シーズン統括》
~寸評~
>青木が抜けた穴は1、2番タイプのダブ付いているヤクルトでは埋められない穴ではない。>ミレッジ、雄平、バレンティンの出来次第では来年も首位を狙えるのではないか。
>投手陣は大きな戦力損失もなく、若手の台頭と新外国人でプラスに転じると予想される。
>後は小川監督、伊勢コーチの下で「無形の力」を養って欲しい。ヤクルトはもう20年も前から戦力の差は戦略で埋めているのだから。

・・・
戦力面では巨人に劣る事がある程度予想が付いている状態でのシーズン開幕。1番坂本と言う枷を外した巨人と、調子のいい選手から怪我人が続出し、ゴルゴタの十字架を背負い続けたヤクルトでは力の差は歴然だった。
とは言えファンとしてはもっとやれたのでは?少なくとも2位は狙えたのでは?と言う思いが強い。
今年のオフは下手な補強よりはコーチ陣の見直し(既に打撃コーチでは動きがあった模様)と、ケアスタッフの充実をお願いしたい。
ただ野手、中継ぎで若手が芽吹き、怪我人が復帰すれば一軍が充実しているように思えるものの、二軍はもう出涸らし(特に投手)で精々期待できるのは山田、西田位。
ドラフト戦略では1位に即戦力投手、2位以降で4~5人高卒の選手を取り、5年後を見据えた編成を見せて欲しい。
・・・

コメント

yabby。
2012年10月6日11:06

こんにちは、長文お疲れ様でした。
自分のところでも書く予定ですが、CS等すべて終わってからにしようと思っています。

>投手陣
ロマンは頑張ってくれたと思いますが、ローテの中心とするには確かに物足りないですね。
それでも4番手、5番手の先発としては十分でしょう。
石川は最近散々でしたが、昨日は8回零封と好調でした。これをCSでも維持してくれれば。
今年は東京ドームに強い(3試合で2勝0敗、防御率1.16)ので期待しましょう。
若手では八木に期待。左腕で縦カーブと言えば、現二軍投手コーチの加藤博人を思い出します。「分かっていても打てない」と言われた伝説のカーブを是非とも継承していただきたいですね。
リリーフ陣の酷使は確かに心配です。日高あたりが来年潰れてなければいいんですが。

>野手陣
嬉しい誤算はミレッジ、松井淳、雄平でしょうか。
各選手とも怪我が多すぎて、評価が難しいところです。

そんな中、あまりにもしょっぱい成績な飯原にはがっかり。
カウントや状況を考えない打撃には呆れました。怪我もありましたが言い訳にはなりません。
福地に続き宮出まで引退するとのことで、本来であれば右の代打の一番手にならなきゃいけないはずなんですがねぇ。
移籍でもなんでもして、9番を松井淳あたりに譲ってもらいたいです。

>ドラフト
1位は即戦力の投手、できればリリーフ向き。
あとは即戦力級の野手1~2人と、素材型の高校生数人でしょうか。
宮本の後釜になるような、強烈なキャプテンシーを持った内野手がいれば完璧。

乱筆乱文失礼いたしました。それでは。

ミルミル
2012年10月6日15:54

>コーチ陣の見直し
ARAKIのことですか・・・

>二軍はもう出涸らし(特に投手)
戸田=リハビリセンターという現状ですからね・・・
今年入団の大卒投手陣には大いに失望させられました・・・


オサ
オサ
2012年10月6日23:07

シーズン振り返ってみると概ね予想が当たっている点はさすがファンは違うよね。

改めて成績見るとピッチャーもそれなりに頭数あって、バッターも結構良い打者揃っているから、これ2位でもおかしくないよなって思ったけど怪我人の量ハンパなかったね。
まだCS始まってないから時期尚早だけど、来年はスカウト特性いかしてたくさん外国人とりましょうよ。
下手に日本人ドラフトで獲得するより当たり多いっしょ。

prae
2012年10月8日13:55

>>yabbyさん
プレリリースお疲れ様でした。総括楽しみにしております。
>>ミルミルさん
ARAKIはもう増渕抱いて寝ていればいいとおもうよ(憤慨)
打撃コーチはout淡口in宮出、杉村さん、池山昇格といい方向に進んでいるようです。
>>オサ
外国人はバレンティン、ミレッジ、バーネットまでは1軍固定だろうから(+9勝のロマン)取っても使い方が難しいんだよねぇ。
ローテ用の格安外国人を3000万でとかならありえるけども。

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